Concept.
周辺は、北･東･西にマンション･住宅がかなり 近接している。そこで、 四方から当該敷地を一度 切り離し、その中で、光・安らぎを享受できる空間 を構築する。 　南面は、要求室内空間を満たしつつ、広い庭を 設け、[距離]・[緑]で、 空間を分離した。 　一方、北・東・西面は、[壁]を建てることで、"場" を分離する。 　こうして構築されるプライベートな 空間の閉塞感を無くす為、 シンボルツリーのある パティオを設け、フィルタリングされた、 光・風・香り・四季を住宅の深部にまで引き込むだろう。
Exterior Design.
東側の"壁"が、持つ機能は、だた空間を隔てる "分離"だけではない。正方形に 象られた巨大な面 が、白いキャンバスとなり、日々変化する光・行交う 歩行者の 影を写し取る。結果、純粋な幾何学的造形の壁面は、住宅と町の存在を浮き上が らせ、人々・街と会話を始める。そこには、主張と融和が生まれる。

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